BMI・体表面積・基礎代謝計算ツール

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身体指標ツール:BMI判定とエネルギー消費量(BMR・TDEE)の推算

適切な薬物治療や栄養管理において、患者の体格とエネルギー代謝状態を把握することは基本となります。本ツールでは、肥満度の指標であるBMIに加え、ハリス・ベネディクト改訂式を用いた基礎代謝量の算出、および生活活動強度を考慮した総エネルギー消費量を推算します。

主要指標の解説

■ BMI (Body Mass Index)

肥満度を判定する国際的な指標です。日本肥満学会ではBMI 22を標準とし、25以上を肥満、18.5未満を低体重としています。
公式: 体重(kg) ÷ 身長(m)²

■ 理想体重 (IBW) と 調整体重 (AjBW)

・IBW (kg): (身長-100) × 0.9 (簡易式)。BMI 22に基づく計算も一般的です。
・AjBW (kg): 肥満患者の投与量設計で用いられます。公式: IBW + 0.4 × (実体重 - IBW)

■ 体表面積 (BSA)

・藤本式 (m²): 身長^0.663 × 体重^0.444 × 0.008883(日本人の体格を反映)
・デュポア式 (m²): 身長^0.725 × 体重^0.425 × 0.007184(世界標準)

■ BMR (基礎代謝量)

安静状態で生命を維持するために消費される最小限のエネルギー量です。本ツールでは日本人向けに調整されたハリス・ベネディクト改訂式を採用しています。
計算式: ハリス・ベネディクト改訂式
男: 13.397W + 4.799H - 5.677A + 88.362
女: 9.247W + 3.098H - 4.33A + 447.593
※年齢と共に筋肉量が減少するため、加齢に伴い数値は低下する傾向にあります。

■ TDEE (総エネルギー消費量)

基礎代謝量に、日々の活動(仕事、家事、運動)によるエネルギー消費を加味した数値です。維持カロリーの目安となります。
公式: BMR × 身体活動レベル

BMIによる肥満度判定(日本肥満学会)

BMI 判定
18.5未満 低体重(痩せ型)
18.5〜25未満 普通体重
25〜30未満 肥満(1度)
30〜35未満 肥満(2度)
35〜40未満 肥満(3度)
40以上 肥満(4度)

身体活動レベル(PAL)の目安

・低い (1.50): 生活の大部分が座位で、静的な活動が中心。
・普通 (1.75): 座位中心だが、職場内の移動や立位作業、通勤、家事等を含む。
・高い (2.00): 移動や立位の多い仕事。または活発な運動習慣がある。

臨床実務での活用点

【免責事項】本サイトの計算結果や情報はあくまでも目安であり、正確性や完全性を保証するものではありません。臨床現場における最終的な判断は、必ず最新の添付文書やガイドラインを確認の上、利用者の責任において行ってください。
参考文献:日本肥満学会「肥満症診療ガイドライン」、日本人の食事摂取基準(2020年版)